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アラビカ種の品種辞典

コーヒー豆の豆知識

コーヒー豆 品種

投稿日:2019年9月3日

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コーヒー豆の品種

コーヒー豆の品種は大きく分けて2種類です!

アラビカ種とロブスタ種に分類されています。

コーヒーを産する樹木は130種類近くが特定されているが商業用に大量に栽培されているのはアラビカ種とロブスタ種です。

アラビカ種

正式名称 Cofea Arabica(コフィア・アラビカ)

アラビカ種.jpg

アラビカ種の特徴

アラビカ種は標高の高い土地(標高450メートル以上)で栽培されます。一般的には1000m~2000mの高地で栽培されることが多いため、栽培にはとても手間がかかります。

アラビカ種は病気や害虫、気温の影響を受けやすくデリケートである反面ロブスタ種には真似できない豊かな風味や酸味を持っているのも特徴です。

アラビカ種の栽培には年間の気温が18℃~21℃に含まれている必要があり、昼と夜の温度差が離れているのも条件の一つとされています。

原産国であるエチオピアは平均気温20℃~25℃なのでアラビカ種の栽培には適していいるといえますね。

また世界の6~7割がこのアラビカ種で占められていると言われており日本のカフェやコーヒー豆専門店で購入する豆は殆どがアラビカ種です。

アラビカ種のコーヒーはさらに多くの品種に分けられるため別の記事で詳しく説明します。

ロブスタ種(カネフォラ種)

正式名称 Cofea Canephora (コフィア・カネフォラ)

ロブスタ種.jpg

ロブスタ種の特徴

ロブスタ種は標高が低く気温が高い土地でも実をつけます。

さらにアラビカ種とは異なり病気や害虫に強く栽培も容易な上1本の木から収穫できる量がアラビカ種よりも多いことから安価で大量生産されています。

しかし味があまりよくない(コクと苦味が強い)という欠点があるため最も低質なインスタントコーヒーとなることが多いのが特徴です。

カフェインはアラビカ種の2倍とも言われています。

主要な生産国はベトナムで国内で生産されるコーヒーの内9割はロブスタ種のコーヒー豆です。

ベトナムではコンデンスミルク(練乳)をベトナム式フィルターでじっくり抽出した苦味の強いコーヒーに加えて甘くする方法や焙煎直後にバターを加えて飲みやすくする方法がポピュラーな飲み方とされています。


発芽直後のコーヒー「ソルジャーズ(兵士たち)」

418xx0dWE7L.jpg

コーヒーの種子は肥沃な土に植えられ、すぐ発芽します。

発芽すると写真のように種子が土からでてきます。

その様子はソルジャーズと呼ばれるようです!

なんだかカッコいいですね(笑)


コーヒー豆を襲う病気や害虫

サビ病

サビ病 (2).png

サビ病とは葉にオレンジ色の斑点ができることにより葉っぱが光合成ができなくなりやがて枯れてしまうといった病気です。

そしてこの病気は葉から葉へ感染しコーヒーの木全体を枯らしてしまいます。

そしてこの感染は他の木に感染し農園中に感染し空気中を漂いまた違う農園へと繁殖する非常に恐ろしい病気なのです。

コーヒーノミキクイムシ

コーヒーノミキクイムシ.jpg

虫の画像で気分を害した方ごめんなさいm(__)m

コーヒーノミキクイムシはコーヒーチェリーの中に産卵し、卵からかえった幼虫はチェリーを食べるため収穫量や品質が低下してしまいます。

世界中でコーヒーに最も被害を与える害虫となっており全世界で最大80%減少したことの原因ともなっている程です

現在化学殺虫剤や罠、生物学的なコントロールなど様々な方法が研究されているやっかいな害虫です。


コーヒーチェリー

コーヒーチェリー.jpg

コーヒー豆はコーヒーの木に白い花を咲かせた後、数か月後には真っ赤な実をつけます。

この実がさくらんぼに似ていることからコーヒーチェリーと呼ばれるようになったそうです。

茶色の豆からは想像できませんよね。

コーヒーチェリーの熟成には含まれる糖分の量が関係していて一般的に糖分の含有量が多いほど良い果実だと言われています。


いかがでしたでしょうか?

普段普通に飲んでいたコーヒーの豆知識を少しだけまとめてみました。

今後も引き続きコーヒーについて発信していきます。

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